2011年の東日本大震災から10年。
多くの人にとって“当たり前の日常”が崩れたあの日をきっかけに「都市部に住むのがかっこいい」「いいモノをたくさん持っていることが幸せ」という誰ともいえない“みんな”の価値観が崩れ、「地方に住むこと」に目を向ける人が増えました。
今や、地方移住は一過性のブームではなく、自分らしい生き方を体現しようとする人たちのムーブメントになっています。
この記事では、地方移住の魅力や人気の移住先をご紹介します。
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なぜ、地方移住がムーブメントに?
地方移住のムーブメントの起こりは2011年の東日本大震災といわれていますが、2020年からまたひとうねり、大きな波がきています。地方移住が広がる社会的な背景を2つのポイントから見ていきたいと思います。
国・地方自治体が本気で移住促進に取り組んでいる
東日本大震災を受けて「世間がどうこうではなく、自分の価値観を大切にしたい」「自分の生き方は自分で選択できるんだ」と実感する人が増えたことや、2014年に国が政策として「地方創生」を打ち出したことなどを契機として、地方自治体の移住支援策がどんどん拡充しています。
国も2020年、地方創生の一環で「起業支援金」「移住支援金」を打ち出しました。最大200万円(起業支援金)、最大100万円(移住支援金)といったまとまった金額は、「いつかは移住」「そろそろ移住」と考えている人たちが移住に踏み切る大きな後押しとなるのではないでしょうか。
➤ 内閣官房・内閣府総合サイト 地方創生 | 移住支援金・起業支援金
withコロナによって、移住が「憧れ」から「現実」のものに
2020年、私たちは暮らし方も働き方も、これまで「当たり前」としてきたことが覆りました。
働き方でいえば、テレワークやリモートワークが一気に身近なものになりました。
これによって「都市部に居続けなくても働けるのでは?」と考える人が増えました。
実際に茨城県・群馬県・栃木県・長野県・山梨県などでは、2019年から2020年にかけて転出超過数が半分以上縮小したといいます。
自然に囲まれ、それでいて都市部へのアクセスがいいエリアが、会社員の移住先として人気になっています。
暮らし方においても「“都市部が便利”というのは、本当?」と今までの生活様式を見直し、
「自分にとって本当に必要なモノは?」「そもそも、自分はどのように生きたい?」と考えた末に、移住が憧れではなく現実的な位置付けのものになった人も少なくありませんでした。
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人気の移住先は?
都市部に住む人に向けて移住支援をおこなっている認定NPO法人ふるさと回帰支援センター(東京・千代田)では、毎年、窓口相談者が選んだ移住希望地の人気ランキングを発表しています。
2020年のランキングは、第1位 静岡県、第2位 山梨県、第3位 長野県でした。
これらの地域は、移住先としてどのようなところが魅力的なのでしょうか?
もちろん、同じ県でも地域によって特色はありますが、県全体にわたる魅力を見ていきましょう。
➤ 4位以降については「移住したい人気の県はどこ?ランキング形式で魅力や移住支援制度などご紹介」をご覧ください。
静岡県
静岡県はUターン移住者が多く、若い年齢層からも人気が高まっています。
静岡県内には「熱海駅」「三島駅」「新富士駅」「静岡駅」「掛川駅」「浜松駅」と6つの東海道新幹線の駅があり、新幹線を使えば関東方面・関西方面にアクセスしやすい点が、移住の心理的ハードルを下げてくれます。
太平洋に面して気候が温暖で、それでいて夏場の平均気温は東京都よりも約1度低いことから、年間を通して過ごしやすいのも魅力的ですね。
東西に広い静岡県内のエリアごとの特色については、静岡県公式の移住・定住促進サイト「ゆとりすと静岡」に詳しく紹介されています。
➤ 静岡県公式の移住・定住促進サイト「ゆとりすと静岡」
山梨県
甲府盆地の自然の恵みによって「フルーツ王国」としても名高い山梨県。
山梨県は、法人ふるさと回帰支援センターの移住先人気ランキングで毎年上位に入っています。
自然の豊かさや、特急列車に乗れば都心まで90分ほどというアクセスの良さはもちろん、県として移住サポートに積極的なことも、移住者としては「県全体で移住者を歓迎してくれているんだな」と安心材料になるでしょう。
例えば、「移住支援・就業マッチングサイト」や「やまなし出会いサポートセンター」も県が運営しています。
一般的に市町村ごとに運用が異なる場合が多い子育て支援についても、県内全域の協賛店舗で特典を受けられたり(やまなし子育て応援カード)、
居住地に関係なく県内全域の病児・病後児保育施設を自由に利用できたり(病児保育の広域利用)といった行政サービスをおこなっています。移住先選びもスムーズに進められそうですよね。
➤ 移住支援・就業マッチングサイト
➤ やまなし出会いサポートセンター
➤ やまなし子育て応援カード
➤ 病児保育の広域利用
長野県
軽井沢をはじめとした避暑地としても有名な長野県は、県の面積のおおよそ8割を森林が占めています。2割は自然公園で、雄大な自然に囲まれて暮らしを育めることが、長野県が人気の理由の一つでしょう。
山梨県と同じように長野県も、法人ふるさと回帰支援センターの移住先人気ランキングで毎年上位にランクインしています。
移住する人が多いということは、それだけ先輩移住者が多いということになります。土地勘のない場所で暮らしをかたちづくっていくにあたっては、先輩移住者の存在は頼りになりますね。
県が農業大学校で積極的に就農支援をしていたり、
県の移住ポータルサイト「楽園信州」にはいわゆるお知らせだけでなく、読者が長野の暮らしをイメージすることができる分かりやすい記事多数掲載されていたりと、県として暮らしの体感をもって移住者を歓迎してくれていることが伺えます。
➤ 農業大学校
➤ 長野県の移住ポータルサイト「楽園信州」
➤ 長野の暮らしをイメージできるコラム「SuuHaa(スーハー)」「ニブンノナガノ」
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自治体ごとの充実した移住促進制度も魅力的
国の地方創生の後押しも受けて、各自治体はさまざまな種類の移住・定住支援策を展開しています。より詳しいことが知りたい方は、移住先として気になる自治体の移住支援サイトで確認したり、相談窓口に問い合わせたりしてみてください。
当サイト「なびと」でも、移住支援をおこなっています。移住を具体的に検討されている方は、ぜひ、お問い合わせください。
住居支援
暮らしの土台となる「住まい」について、家賃補助・リフォーム費用の助成・家や土地の譲渡といったかたちで支援する自治体がたくさんあります。
➤ 家や土地をもらえる自治体も! 国や自治体の移住支援策を紹介
子育て支援
子どもの育てやすさは、子育て世代にとって暮らしやすさに直結し、移住先選びに大きく影響しますよね。
医療費の助成や、子育て支援アプリでの情報発信などをおこなっている自治体はたくさんあります。
ほかにも例えば、家計負担の軽減策として、奨学金給付やランドセルに代わる標準かばんの導入などをおこなっているところも多数あります。
通勤支援
学生を持つ親や働き世代にとっては、都市部への通学・通勤にかかる交通費も移住のハードルになりやすいでしょう。
例えば、通学・通勤の新幹線代や特急料金を一定額補助している自治体もあります。
就業支援
「自分らしく働きながら田舎暮らしをしたい」と願う働き世代にとっては、移住先での仕事探しは移住先選びと切り離せません。
マッチングや祝金支給など、自治体それぞれに就業支援(就職・農林水産業への就労・起業)のサービスをおこなっています。
「なびと」にも、各地域のお仕事情報を掲載しています。移住支援・就業支援をおこなっており、移住情報の配信やオンライン相談会も実施しています!ぜひ、お気軽にご登録ください。
せっかく移住するなら転職? 起業? 移住先での仕事の見つけ方
移住先で就ける代表的な仕事・働き方には、農業・漁業、ものづくり産業、地域おこし協力隊、起業・事業承継、会社員、フリーランスなどがあります。
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農業・漁業、ものづくり産業
自治体の移住体験ツアーやマッチング制度を利用して探す方法が、スムーズでおすすめです。
地域おこし協力隊、起業・事業承継、フリーランス
こちらのコラムで仕事の見つけ方をご紹介しているので、ぜひご覧ください。
➤ 移住に有利なフリーランスの仕事って?田舎で就ける仕事の種類を紹介
会社員
求人を探すには、ハローワークなどの公的機関を利用するのもよいですが、例えば、移住支援型求人サイト「なびと」のように民間企業が運営する求人サイトもあります。
「なびと」では、移住サポーターが面接対策や住居探しなどのサポートもおこなっているため、慣れない転職・再就職と移住までのステップを安心して進めていただけます。
➤ 移住支援型求人サイト「なびと」
まとめ
地方移住がムーブメントとなっている理由は、「自分にとって本当に必要なモノは何か?」「自分はどのように生きたいのか?」と、自分の心に浮かぶ疑問に向き合い、人生の舵を自分で取ることを選ぶ人が増えたことによるのではないでしょうか。地方移住を選んだからといって必ずしも都市部と断絶されるわけではありません。通学や仕事をしている人を中心に「都市部にアクセスしやすく、それでいて自然豊かな環境」が移住先として人気になっています。
また、移住先選びにおいて、働き世代にとって切り離せない要素が「移住先での仕事」です。会社員という働き方は、人口減のイメージからか見落とされがちですが、実は地方都市においても、高い採用ニーズがあります。
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