COLUMコラム

家や土地をもらえる自治体も! 国や自治体の移住支援策を紹介

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「いつかは…」と田舎暮らしに憧れている人も、「そろそろ…」と現実的に移住を検討し始めている人も、
「自治体の施策で、移住者は安く住めるらしい」「移住者に家を提供してくれる自治体もあるみたい」という話を耳にはさんだことはありませんか。

生き方の多様性を尊重する風潮の高まりや、リモートワークが一気に加速したりするなど、
世の中全体で、都市部へ人口・仕事・カルチャーの一極集中が見直されつつあります。

豊かな自然に囲まれて暮らしたい、地方で持続可能な暮らしを育んでいきたいと求める人に対して、
地方自治体は移住支援策をどんどん拡充しています。

衣食住というように、「住まい」は暮らしの土台。
住まいについての支援に力を入れている自治体もたくさんあります。

この記事では、住まいに関する支援制度を中心に、国や自治体の移住支援策(2021年7月時点)をご紹介します。

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住まいに関する支援制度  移住すると家や土地がもらえる!?

「このくらいのお金があれば毎月暮らしていけるかな」と生活費のプランをたてるときに、住居費用はなかなか大きな固定費になりますよね。

だからといって、家がなければその地に根をはって暮らすことはできません。

少しでも移住者の負担や不安を減らすため、多くの自治体では「空き家バンク」で地域の空き家情報を公開し、買い手・借り手を募るサービスをおこなっています。

探せば、手入れが必要なもののゼロ円で購入可能な物件も見つかるでしょう。畑付きの物件に、リノベーション可能物件……「こんな暮らしがしたい!」のイメージが膨らみますね。

基礎など必要な部分だけプロに改修を依頼し、できる範囲は自分たちでDIYすれば、少ない初期費用で憧れの古民家暮らしも夢ではありません。また、自治体によっては、移住支援制度として、一定の条件を満たせば家や土地を譲渡してくれるところをもあります。

以下、代表例として4つの自治体をご紹介します。

北海道雄武町

北海道紋別郡雄武町 日の出岬

紋別郡雄武町(もんべつぐん おうむちょう)は、
北海道有数の主要道路である宗谷国道(通称・オホーツクライン)の中心に位置する町です。

「日の出の町」とも呼ばれ、稚内と知床のちょうど中間地点に位置するこの町は、オホーツク海の豊富な海産資源と、広大な大地を利用した畜産資源に恵まれた「自然と資源の豊かな町」でもあります。

冬には流氷が接岸するスポットとしても有名です。

オホーツク海を臨む海岸線はおよそ35キロにも及び、乳牛たちが草を食む草原をバックに
どこまでもゆったりとしたのどかな景色が続き北海道の原風景、広大な北の大地と海そのものの魅力を楽しむことができる町です。

そんな雄武町では、「移住者へ無償で土地を差し上げます」という支援をおこなっています。

・町有地を宅地として無償貸与
・一定期間内に住宅を建築すると、その土地を無償譲渡

という内容です。

定住促進という制度目的から、無償譲渡後10年間は転居や譲渡、賃貸住宅にすることができないとされていますが、
「北海道で根を生やして暮らしたい」と検討中の方には魅力的な制度ですね。

地域おこし協力隊

地域おこし協力隊を、全国で募集しています!
地域のために活躍しませんか?

地域おこし協力隊

移住や転職を考えるとき…

総務省が推進する地方活性化の取り組み「地域おこし協力隊」も検討してみませんか?

「地域おこし協力隊」は、給料が支給され、自治体によってはボーナスも用意されています。

「地域おこし協力隊」は、こんな方にぴったり!
・地方移住して、地域の一員として活躍したい
・これまでとは違う、新たな仕事に挑戦してみたい
・移住を機会に、地域の活性化に取り組んでみたい

でも… どうやって調べたらいいの? 誰に相談できるの?
と、お困りごと、不明点が多いのも、事実…

そんな時は、各自治体と協同し、移住者サポートに取り組む「なびと」に、お気軽にご相談ください!

╲お気軽にお問い合わせください╱

宮城県七ヶ宿町

宮城県刈田郡七ヶ宿町 長老湖

七ヶ宿町は蔵王連峰の南麓、宮城県の最南西部にあります。福島・山形の両県と境界を接し、どちらも車で1時間ほどの距離にあります。

奥羽山脈の東南斜面の一帯を占め、周囲91kmにおよぶ自然環境に恵まれ青い空と四方の山々とが美しく調和する町です。

平成3年10月には「七ヶ宿ダム」が完成し、仙台市を含む県民183万人の水がめを擁する水源の町でもあります。

夏には、歴史ある七ヶ宿街道をわらじで歩くイベント「わらじで歩こう七ヶ宿」が開催されるなど、
冬にはスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツなどが楽しむこともできます。

そんな宮城県七ヶ宿町では、空き家バンク以外にも、
町外からの子育て世帯(中学生までの子どもがいる、もしくは妊娠中の、おおむね40歳までの家族)の移住を歓迎する「地域担い手づくり支援住宅」制度を展開しています。

・新築一戸建て(木造2階建)が、家賃35,000円
・間取りは、入居決定後に設計業者と打合せ
・20 年以上住み続けたら、住居と土地を自治体から無償譲渡

このような支援内容は、「田舎で自分らしい暮らしをかたちづくっていきたい!」と考える人には
とても魅力的ではないでしょうか。

毎年数件募集されているようなので、
「公式サイト:住み心地100点七ヶ宿町定住のすすめ」をチェックしてみてください。

➤➤ 住み心地100点七ヶ宿町定住のすすめ
➤➤ 令和 3 年度 七ヶ宿町地域担い手づくり支援住宅入居者募集

引用:新築一戸建てに20年住んでマイホーム
七ヶ宿で子育てしたい方、地域の活動に積極的に参加してくださる方、一緒に住んでみませんか。40歳までのご夫婦で、中学生以下のお子さんがいるご家族が対象です。間取りは、入居決定後に設計業者と打合せを行い決定します。住んで20年後に、家と土地を無償で差し上げます。

住み心地100点七ヶ宿町定住のすすめ

引用:定住化を促進し、地域コミュニティーの維持による地域の活性化を図るため地域担い手づくり支援住宅の入居者を募集する。

令和 3 年度 七ヶ宿町地域担い手づくり支援住宅入居者募集

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茨城県常陸太田市

日本最大級の長さを誇る吊橋 – 竜神大吊橋

茨城県内最大の面積が広がる市町村の常陸太田市(ひたちおおたし)は、日本最大級のバンジージャンプで一躍全国的にその名を広めた竜神大吊橋や、徳川光圀公の隠居所・西山荘など、観光資源も豊富な街です。

常陸秋そばを筆頭に、ぶどう、なし等、美味しい食べ物がたくさんあることでも有名です。

そんな茨城県内最大の面積が広がる市町村の常陸太田市(ひたちおおたし)は、
自然豊かな土地であることに加えて、移住促進にも力を入れていて、保育料軽減や18歳までの医療費がお得など、子育て支援に積極的な町としても知られています。

市有地を無償貸付・無償譲渡!!転入促進助成金100万円をプレゼント!!

常陸太田市の移住支援策のひとつが、
「市有地を無償貸付・無償譲渡!!転入促進助成金100万円をプレゼント!!」という太っ腹制度です。

・市有地を宅地として2年間無償貸与
・2年間のあいだに住宅を建てて住み始めれば、貸与期間終了後にその土地を無償譲渡
・土地の貸与・譲渡とは別に、転入促進助成金100万円や隣接する温泉施設の利用券ももらえる

➤➤ 市有地を無償貸付・無償譲渡!!転入促進助成金100万円をプレゼント!!
➤➤ 里美白幡台団地 定住促進住宅用地を2年間、無償貸し付け

定住促進住宅用地を2年間、無償貸し付けします。この期間内に床面積50 平方メートル以上の自己の住宅を建築し、居住してください。
居住後、常陸太田市定住促進住宅用地譲渡契約を締結し、
土地を無償で譲渡します。

岐阜県本巣市

道の駅 織部の里もとす

本巣市(もとすし)は、岐阜県の南西部にあります。

2004年に、本巣郡本巣町、真正町、糸貫町、根尾村の区域を合併して誕生した人口約3万4000人の市です。(発足時)。

市には樹齢1500年余りの日本三大桜の1つ「淡墨桜」をはじめとする豊かな自然と多くの文化財に恵まれています。


春は「淡墨桜」、夏は「アユやホタル」、秋は「富有柿や紅葉、冬は「雪」と四季を感じることができる自然に恵まれたまちです。

そんな本巣市には、田畑や根尾川、渓谷といった車窓からの眺めが人気のローカル列車「樽見鉄道」が走っており、樽見鉄道水鳥駅から約500mの場所に位置する水鳥団地では「宅地の無償分譲」が移住促進策として実施されています。➤➤水鳥団地 無償譲渡の条件が緩和されました (2022年4月6日更新)

本巣市北部地域では過疎化対策として、移住・定住を進めるため、平成28年度から水鳥団地の宅地を無償で譲渡しています。今回、無償譲渡の条件が緩和され住宅の建築がしやすくなりました。

・対象年齢 年齢制限なし
・地域要件 地域制限なし(本巣市北部地域の住民でも譲渡可能)
・居住要件 定住要件なし(別荘の建築でも譲渡可能)


詳しくはこちら➤➤ 水鳥団地 無償譲渡の条件が緩和されました (2022年4月6日更新)  

補助金の活用も!

譲渡対象者のうち、本巣市へ定住を目的として住宅を建築する方については、市の補助金を活用することができます。

本巣市もとす暮らし応援補助金

本巣市三世代同居・近居住宅支援補助金

住まいに関する支援制度 家賃や購入・リフォーム費用を助成してくれる自治体も 

家や土地の譲渡以外まではいかずとも、移住者に対して家賃や購入費用、リフォーム費用を支援してくれる自治体もたくさんあります。

これらの支援制度を活用して、先ほどご紹介した「空き家バンク」で見つけた住宅や古民家をお得にリフォームするのもいいですね。

こちらも代表例として、4つの自治体をご紹介します。

佐賀県鹿島市

祐徳稲荷神社「奥の院からの眺め」

有明海の干潟や歴史的な街並みなど、豊かな自然と観光資源が豊富な佐賀県鹿島市には、「空き家活用事業助成金」制度があります。

台所やトイレ、風呂などの改修費の2分の1(上限50万円)を助成してくれます。

なお、市内の業者が工事をおこなうことが条件とのこと。

➤ 空き家活用事業助成金

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岡山県備前市

日生大橋

備前焼で有名な岡山県備前市は、豊かな里山と瀬戸内海に面した海の恵みを満喫できるエリアです。

備前市では「若年者家賃補助事業」として、50歳未満の移住者に対して家賃の2分の1(上限3万円)を助成してくれる制度があります。

➤ 備前市若年者家賃補助事業

兵庫県淡路市

淡路島南インターチェンジと鳴門海峡に架かる大鳴門橋

四方を海に囲まれた自然豊かな兵庫県淡路島。

淡路市では「移住促進空き家改修支援事業」として、空き家に移住・居住しようとしている人を対象に、改修費が100万円を超えた場合は3分の1(上限100万円)を助成してくれます。

➤ 移住促進空き家改修支援事業

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北海道赤井戸町

赤井戸町イメージ写真:北海道の夏

北海道赤井戸町は、車で札幌市に90分、小樽市に45分ほどでアクセスできる場所に位置し、四方を山々に囲まれた町です。

町外からの移住者に対して「移住促進空き家改修支援事業」として、住宅建設資金、300万円を助成してくれます。
なお、こちらの制度を利用するには、10年以上居住することが条件となっています。

➤ 移住促進空き家改修支援事業

移住・地域おこし協力隊

登録メリット・お勧めの理由】

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移住(Uターン)」や「地域おこし協力隊」に関する疑問、お悩み、もやもやを気軽に相談OK!あなたに寄り添うパートナーとして無料でご活用いただけます。

子育てや通勤、就業の支援も充実!各自治体の取り組み

ここまで、住まいに関する支援制度を具体事例とともにご紹介してきました。
住まい以外にも、子育て支援、通勤支援、就業支援など、さまざまな種類の移住・定住支援策を自治体は展開しているので、少しご紹介します。

子育て支援

直接移住・定住を支援するものではありませんが、子育て世代の暮らしやすさ・子どもの育てやすさは、結果的に若い世代を地域に呼び込むきっかけとなります。

医療費の助成や子育て支援アプリといったメジャーな支援のほかにも、例えば小学校入学時の経済負担を軽減するために、様々な取り組みがおこなわれています。

  • 長野県須坂市:ランドセルに代わるかばんを導入
  • 熊本県南阿蘇村:ランドセルを支給

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通勤支援

学生の留まりや働き世代の移住を歓迎する制度として、通勤支援をおこなっている自治体もあります。

例えば、通学・通勤の新幹線代を一定額補助している自治体として、山梨県甲府市・群馬県沼田市・栃木県那須塩原市・長野県佐久市・新潟県糸魚川市などがあります。

就業支援

かつては移住といえば、定年した人がセカンドライフをおくるイメージが強くありました。

現在は働き世代の呼び込みを目指して、マッチングや祝金支給など、自治体が就業支援(就職・農林水産業への就労・起業)にも積極的に取り組んでいます。

なお、求人サイトを活用して地方の仕事を探したいという方におすすめなのが、地方で働く具体的なイメージを持ちながら仕事を探せる移住支援型求人サイトの『なびと』です。

なびとの求人ページは、具体的な仕事内容や職場の雰囲気が分かるような作りになっており、
自治体インタビューの数が多く質が高いため、移住受け入れに力を入れている自治体がすぐに分かります。

日本全国の地方にある仕事を探せるだけではなく、オンラインによる移住サポートや地域と仕事のマッチング、地方企業との面接対策や住居を探すお手伝いなどの支援もしていますので、地方で仕事を探したいという方は、是非『なびと』に登録してみて下さい。

➤ 移住支援型求人サイト『なびと』

国が主導する移住支援

2020年には、国が主導する地方創生の一環で「起業支援金」「移住支援金」が打ち出され、大きな話題となりました。

「移住支援金」は、東京23区に在住・通勤する人を対象に、東京圏外への移住と就業を支援する制度です。
この制度の実施自治体など詳しくは下記の公式サイトでご確認ください。

➤ 内閣官房・内閣府総合サイト 地方創生 

「ここで暮らしたい!」を見つけるために、「お試し移住」はいかが?

実際に移住先を見つけるにあたっては、「この場所に住むと、どのような生活が待っているだろう?」「自分はこの場所でどのように暮らしていこう?」と具体的にイメージできることが重要になってきますよね。

自治体が地域と移住希望者をマッチング支援する制度として、「お試し移住」があります。

先輩移住者が「お試し移住ができるなら、してから移住を決めた方がいい」と口を揃えるお試し移住も活用して、ぜひ「ここに住みたい!」という移住先を見つけてください。

お試し移住”とは、地方への移住を真剣に検討している方に向けて、一部の地方自治体が行っている移住を推進する活動の1つです。 各地方自治体が、実際に住んでもらうことで住み心地や土地の魅力を体感してもらい、移住を検討してもらおうという試みなので、観光目的や宿泊施設としての利用はできません。

“お試し移住”で気軽に移住体験ができる! その魅力や申請から入居までの手順を解説 より

まとめ

国も自治体も本格的に移住促進に取り組んでおり、移住促進策はどんどん拡充されています。

住まいに関する支援も、家賃補助・リフォーム費用の助成・家や土地の譲渡など、
「いつかは…」「そろそろ…」と移住を考えている人の背中を後押ししてくれる制度がさまざまあります。

ぜひ、こういった制度も活用しながら、
ご自身の「こんなふうに生きたい!」「こうやって暮らしたい!」を現実のものにしてください。

 

「なびと」にも、様々な移住先、自治体情報が掲載されています。
移住情報の配信、オンライン相談会などを実施していますので、ぜひ、お気軽にご登録くださいね。


╲移住・地域おこし協力隊╱


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