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移住+転職=理想のワーク(仕事)・ライフ(生活)バランスへ|宇部市コラムvol.1

山口県 宇部市

\あなたに最適な移住エリアが見つかるかも!?/

大阪都心から、山口県宇部市に移住した尾藤輝行さん。
移住後はキャリアを活かしやりがいのある仕事と家庭、趣味の時間も大切にできる、
豊かな暮らしを実現されています!

しかし…移住・転職までの道のりは一筋縄ではいかなかったようです。

今回は、「移住を考えたきっかけ」「移住先の決めかた」「転職活動」などについて、お話を伺いました。

尾藤 輝行さん

出身は福岡県北九州。大阪都心で就職。
その後、山口県宇部市にご家族で移住。

移住時に転職活動を行い、現在は地域に根ざした歴史ある企業(株式会社野村工電社)にてモーターメンテナンスのプロとして勤務されています。

※山口県宇部市は、尾藤さんが学生時代過ごしたなじみある場所であり、奥様のふるさとでもあるそうです。

大阪の中心地での生活から移住を決意

福隅

では早速ですが、尾藤様の自己紹介を兼ね、これまでの生い立ちをお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?

尾藤さん

はい。福岡県北九州市の出身です。小さい頃から機械や電気が好きで、山口県宇部市にある大学の工学部に進学し、卒業後は、大阪市内の電気関係の会社で勤務していました。

福隅

大阪ではどんなお仕事をされていたんですか?

尾藤さん

そのときは、大手電機メーカの工場内の電気配線やメガソーラーの工事などの作業員や工程を管理する現場監督として働いていましたが・・・かなり多忙でしたね。

福隅

大阪でのお住まいはどのあたりだったんですか?

尾藤さん

大阪駅から電車ですぐの場所に住んでいました。

都心では新幹線などの交通の便が整っているため、勤務する現場が県をまたいでも日帰り勤務で・・。

遠方でも早朝に出社して深夜に帰宅できてしまうので、それが当たり前のような勤務状況でしたね。

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福隅

お忙しい職場だったんですね。

尾藤さん

最終的には大手電機メーカーの工場内の電気工事の現場監督をしていたんですが、時間に追われるとは、まさにこういうことなのだと身をもって経験できました(笑)

もともとやりたがりな性格なので、当時の上司から言われることだけをこなしていても面白くなくて、どんどん自分で忙しくしていったっていうのもあったかもしれませんね。

福隅

お仕事自体はやりがいを感じられていたんですね!

尾藤さん

やりがいはとてもありました!

良くも悪くも自分の思い通りに工事が進むので、当然その分責任は重かったんですが。

結果的にはそれほど長い期間大阪にはいなかったんですけど、実際よりも倍以上の経験は積めたかなと感じるほど、濃い経験ができました。

業種は変わりましたが、今でもその当時の先輩とは仲良くさせて頂いているんです。

福隅

では、移住のきっかけは何だったんですか?

尾藤さん

その当時の一番の理由は、仕事と家庭の、ワークライフバランスですね。

ちょうど結婚を考えてる時期で、仕事だけ見ればまだいいんですけどそこに家庭を入れてしまうと、ちょっと両立が難しいのかなって感じてしまって。

福隅

将来の事を考えるタイミングだったんですね。

尾藤さん

はい。全国転勤や海外転勤の可能性も十分ある会社だったので、僕自身は単身赴任もあまりしたくないと思っていて。

一生この仕事を続けるの?って考えると早いうちに合う合わないかを判断した方がいいのかなって。

福隅

ご家族との生活を考えた時、都会で暮らすことに対してはいかがでしたか?

尾藤さん

ちょうど、待機児童の問題も取り上げられてた時期で、自分自身だけじゃなくて家族のこれからのことも考えると、地方に移住した方がいいんじゃないかなと。

もちろん都会で家族で生活されていらっしゃる方は沢山いるので、絶対無理ってことじゃないとはわかっていたんですけど、ちょっと自分たちには合わなかったですね。

学生だった頃は、都会に住んでみたいなって思っていましたし、憧れも持っていました。実際に働いたり住んでみたりしないと分からないことも多いですよね。

福隅

どういう環境で子育てをしていきたいか、未来を決める上で大切なテーマですよね。

尾藤さん

そうですね。

定年後にやっと ”家族との時間がとれるようになった”でも、幼かった子どもは大きくなり一番幼く可愛かった頃の想い出がない・・・。
そんな未来を想像した時にとても辛くて。それは嫌だなって。。

あと個人的な話しなのですが、クルマが趣味で休みの日には、ドライブするのが好きだったんです。でも、都会で自家用車を所有するってハードルが高いんです。

それと公共の交通機関を使っていた時によく感じていた、都会の独特な時間の取られ方がどうしても肌に合わなくて。

福隅

車がご趣味なんですね!大阪の中心地だと駐車場代もかなり高額ですよね。

尾藤さん

そうなんですよ!学生時代には、「シビックTYPE R」というスポーツカーを所有していたんですが、就職を機に地元の福岡に置いてきてしまいました。

大阪での駐車場代などの維持費に驚いて。

何度か大阪へ持って行こうかとは悩んだのですが、駐車場代だけでなく防犯上の問題もあり、諦めました・・。

もう最後は見ることなく手放してしまって・・・

宇部に移住することが分かっていたら、手放さなかったですけどね。

福隅

すごくよくわかります。
趣味や好きなことに制限があるのはものすごいストレスですよね。

尾藤さん

本当その通りです。それに都会では生活費も高額で。学生時代に山口に住んでた頃とどうしても比較してしまうんです。

同じように生活するのに何でこんなに金額が違うんだろう・・と。

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移住先の決め手は・・

福隅

移住先の候補はありましたか?

尾藤さん

移住先として考えたのは、僕の地元である福岡県北九州市か、妻の地元で自分自身も学生時代を過ごした山口県宇部市の2箇所ですね。

福隅

最終的に地元ではなく、山口県宇部市に決められた決め手はあったんですか?

尾藤さん

僕いつもクルマ中心に考えてしまうんですけど(笑)

福岡県と山口県を比べたときに、山口県は渋滞が少なくとても運転しやすいんですよ。帰宅ラッシュも山口県では感じたことがないですし。
また同じ距離走るのもかかる時間が全く違う。

決して都会じゃないんですけど、すごいド田舎でもない。
過ごしやすいですよね。良いところでバランスが取れているというか。

また、宇部市と北九州市だと車で2時間かからないので、実家にも行きやすくなりました。

大阪時代は、新幹線に乗って・・・というのも経験しましたが、マイカーだと自分たちのペースで行き来できるため、とても帰省しやすくなりました。

福隅

毎日の通勤を考えると渋滞問題はとても重要ですよね(笑)

尾藤さん

はい。それに、宇部市はアクセスも恵まれていて都会に行こうと思えば、宇部インターから福岡方面にも大阪方面も行けて。仕事の出張で東京に行く時も、宇部空港が近いので、東京まで1時間で、日帰りでもいけてしまうんです!

福隅

宇部市はアクセスの良さもあって宇部興産株式会社をはじめ、有名な企業も多いですね。

尾藤さん

そうですね。

今の職場である株式会社野村工電社を紹介してもらったのも宇部の知り合いの方からで、そういったご縁もあって。

大学も工学部だったので、業種的にも仕事上の知人も多い、宇部市の方が楽なのかなって。

福隅

今の職場はいかがでしょうか?

尾藤さん

今の職場は、ワークライフバランスを最優先してくれていて家族との時間も十分とらせてもらってます。

それに入社する前に社長から「会社を良くしてくれ!」と漠然と言われたのが印象的でしたね。

当時は社長の意図が分からず、思いついたことをがむしゃらにやってましたね。全てが正しかったわけではありませんが、そのうちの何個かは今の野村工電社にはなくてはならないものになっているので、自信にもつながっています。

今でも専門知識や今までのキャリアも活かしつつ新しいことにもチャレンジさせて頂いて、すごいやりがいはありますね!

移住+転職活動は想像以上の大変さ

福隅

今の職場はお知り合いからのご紹介ということで、転職活動は順調だったんですか?

尾藤さん

実は、移住しようと決めて、転職活動も自分で色々と探そうとはしてたんですけど、当時、かなり多忙で、探す気力もなくて。ハローワークに行こうにも仕事が終わるのが夜遅いんで空いてない。

その当時はUターンやIターン等の情報も今ほどインターネット上にもなく、もう探しようがなく・・。

福隅

住む場所も、働く場所も一気に変化していくわけですから、大変じゃないわけがないですよね。

尾藤さん

もう困り果てて、宇部市の知人に「宇部に戻りたい」っていう話しをしたら、「分かった!色々聞いてみていいところがあったら紹介してあげる」
って動いてくださって、今の会社を紹介してもらいました。

最初に相談したのが、ある年の7月頃だったかと思います。その翌年の4月から野村工電社に在籍しています。スムーズにいってもこのくらいの期間はかかるでしょうか。

福隅

そうだったんですね!ご人脈は宝ですね!

尾藤さん

本当にありがたかったです。

移住と転職って心身ともにすごく負担がかかると思っています。
自分も前職の会社は仕事は大変でしたけどすごく良くしてもらったので、退職を言い出すのもとてもつらくて・・。

転職だけでも大変なのに、さらに移住となると本当に大変だったなと。

福隅

しかもお忙しいお仕事の合間にとなると、更にですよね!

尾藤さん

はい。

多分、僕みたいに都会で働かれてて地方に住みたいと感じてる方は結構多くいらっしゃると思うんです。

でも、実際、激務の中で、転職や移住を考えるのは、体力的にも精神的にもあまり余裕がないときだと思うんです。

福隅

確かにそうですよね。

尾藤さん

僕自身は、移住して人生本当に変わったと思います。

でも現状で移住したいと悩んでいる方も、果たして移住することが良いことなのか、悪いことなのか、自分のプラスになるのかっていうのが、分からないままで、結局諦めてしまっている方も多いと思うんです。

人間変わらない方が楽ですし、変わろうとする方が疲れます。
まず移住するという選択肢すらお持ちでない方もいらっしゃると思います。

福隅

だからこそ、親身にサポートしてくださる方がいるのは本当に大事ですよね。

尾藤さん

そうですね。「大丈夫!大丈夫!」って言ってあげるだけでも第一歩を踏み出せる人がいるかもしれない。って思ってます。

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理想のワークライフバランスへ

福隅

宇部に移住されて、ライフスタイルはどう変化しましたか

尾藤さん

まず移動の主体が公共の交通機関からマイカーに変わりましたね!

それによってライフスタイルが、公共の交通機関の時刻に合わせていた生活から、自分のペースの生活に変わったようなイメージです。

ゆとりができたと言いますか。

私には2人子どもがいるんですけど、子連れで電車やバスに乗るものかなり大変だったと思うんです。子どもが急にお手洗いに行きたくなったり、ぐずったり・・。その都度電車やバスを降りたりするとさらに大変ですよね。でも、車だと車内で汚れた服を着替えたり、食事もできて。子どもの都合にも合わせやすい。子育てにも本当に良かったと思っています。

宇部市はコンビニの駐車場も広いですし、デパートなどの駐車場が無料なのが当たり前なので、ちょっとしたことですが、こういったこともとてもありがたいです。

福隅

カーライフを満喫されているんですね!
休日はどのように過ごされているんですか?

尾藤さん

基本的には家族中心の生活ですね。

あとはガレージでクルマのパーツを交換したり調整したり、かなり満喫しています(笑)

宇部市の良いところって自然に囲まれているんで、海にも山にもすぐに行けますし。山口県の北側は日本海に面しているので魚介類も美味しくて。

家族で海水浴に行く際も、やはり車が便利ですね。着替えも車の中でできますし、荷物を持って移動するということも少ないので。

最近は行けていませんが、三重県にあるサーキット場まで車で遊びに行ったり!!時間と心に余裕ができましたね。

遠出するのも時間はかかりますが、車の方が楽ですね。

\あなたに最適な移住エリアが見つかるかも!?/

最後に・・

福隅

では、これから尾藤さんが宇部市でチャレンジしてみたいことってありますか。

尾藤さん

仕事面では、誰もやったことのないこと、できないから無理と決めつけていることにチャレンジするのが好きですね。

具体的には、社内用の業務管理のソフトウェアの開発をしたり、工場設備の真空乾燥機の制御を設計したり。開発初期の段階だったころは帰宅してからも、設計していましたね。

できないことにチャレンジすることが楽しくて、ゲーム感覚でやっていたんですが。思いついたことがあったら、夜中でも次やりたい事などをメモして翌日実際にチャレンジして、失敗して・・・などよくある話しなのですが。

今だから言えますが、あと数ヶ月しても完成できなかったら潔く諦めようとも思ってました(笑)

このように宇部のような田舎からでも、色々なことへチャレンジできることは楽しいです。何をしたいかは、自分自身で決められるので。

また今回のインタビューが移住がテーマということもありますが、ぜひ私のように『移住は大正解だった』と思える人を増やしていきたいですね。

都市圏や地方都市に宇部市の魅力をアピールして、移住する方を増やしていきたいなと思いますね。

福隅

尾藤さんがお仕事にもやりがいを感じながら挑戦を続けられているのが伝わってきます!!

では、移住をする上で一番大切だと思うことを教えてください。

尾藤さん

一番大切なのは、自分自身と今住んでる土地が合ってるかどうかだと思います。

逆に『田舎に来たら多分あなたにとって物足りなくなるよ』と僕から伝える方もいるんじゃないかなと思ってます。

都市部では人や企業が多いので、夢を持った人にはチャンスが多い。
一方で田舎は都市部に比べて土地も安いので、同じ金額でも豪華な家が建てられたり、都会と違ってのんびり過ごせるので、子育てには向いているように思えます。

自分自身と住んでいる土地との相性は、自分の人生でなにを重視するかではないでしょうか。

だからまずは、移住を考えている方には、経験者に沢山話を聞いて欲しいですね。

福隅

確かに、リアルな声は大切ですしね。

尾藤さん

インターネット上では「地方移住」の記事が取り上げられている機会も多くなってきてると思うんですが、移住先でのお仕事が農業とか、まだまだ第1次産業の内容が結構多い気がしています。

移住したいけど農業はしたくないなっていう人もいると思います。
移住はそれだけじゃないよっていうのも伝えたいですしね。

特に宇部市は産業も発展していて就職先には恵まれていますし、良いんじゃないかなと思いますね。

福隅

宇部市は尾藤さんの理想に近い場所でしたか?

尾藤さん

そうですね。

田舎過ぎない山口県の宇部市という環境は、少なくとも僕には合っていると感じています。僕自身がやりがいのある職場で働きながら、地方でゆっくりのんびり暮らしたいっていう理想があって、その中では、一番良かったんじゃないかなって思ってます。

これからもこの ”暮らしやすい田舎”を大切にしていきたいですよね。

福隅

ありがとうございました!

尾藤さんがまさにワークライフバランスを大切にされながら、お仕事もご家庭でも本当に充実した日々を過ごされているのが伝わってきます!!

ぜひ、地方から大きなチャレンジを続けていかれること楽しみにしています!

今後、なびとでも移住希望者の方の交流会なども計画しています!尾藤様のご経験を多くの方にお伝えいただけたら嬉しいです!

今後ともぜひ宜しくお願い致します!

CITY DATA

自治体情報

庁舎
〒755-8601 山口県宇部市常盤町一丁目7番1号
WEBhttps://www.city.ube.yamaguchi.jp/
人口162,546人 世帯79,936世帯(2021年4月末日現在)

EDITORIAL NOTE

福隅卓 

忙しく都会で働かれていた尾藤さんが、移住という決断を通して、山口県宇部市で豊かな生活を手に入れられました。移住、そして転職。人生の大きな選択は不安がつきもの。尾藤さんからも、誰かに「大丈夫」といってもらえたら一歩を踏み出せる人は沢山いるのでは。といった話がありました。私たちは、あなたと共に歩み、背中を押すサポーターになりたいと思っています。あなたの想いに寄り添った移住相談をしています。いつでも、お気軽にご相談ください。


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