南三陸町の魅力と特色について
宮城県北部に位置している南三陸町。
海・山・里など自然が豊かなことはもちろん、リアス式の入り組んだ地形と湾の形から美味しい海産物が獲れます。
都心から来て海鮮を食べた方々は必ずといっていいほど「今まで食べてた魚と、全然違う」と言われるほどで、南三陸町ならではの自慢のひとつです。
ちなみに、海のイメージが強い南三陸町かもしれませんが、実は町の約8割が森林なんですよ。
佐藤仁町長から、なびとをご覧の皆様へメッセージ
佐藤町長に弊社神戸オフィスにお越しいただき、なびとを通じて移住を検討されている皆様にメッセージをいただきました。ぜひご覧ください
他の自治体と比べて南三陸町の一味違うところは?
震災をキッカケに、この自然こそが町の資産であると改めて気づきました。
そこで町のビジョンに「森・里・海・ひと いのちめぐるまち 南三陸」を掲げ、復興と共に様々な取り組みを進めてきました。
2015年に森のFSC国際認証を、2016年に牡蠣養殖のASC国際認証を取得しました。
2つの国際認証を取得している自治体は他に聞いたことがありません。
さらにラムサール条約湿地にも登録されており、自然豊かで環境に配慮した町を目指しています。
ごみを減らそうと生ごみを回収し「バイオガスエネルギー」による発電と液肥を作る取り組みも、積極的に取り組んでいます!
この取り組みは東日本大震災で大きな被害を受けた南三陸町の「創造的復興」への大きな一歩となり、環境と持続可能性に配慮した先進的な自治体を目指す『南三陸町バイオマス産業都市構想』の推進に寄与するものとして、町の内外より今後の展開に注目が集まっています。
ご担当者様が思い描く今後の南三陸町の未来について教えてください。
私は、「おらが町のこと好きだ」と町民が言えるような町にしたいと、考えています。
課題は、もちろん沢山あります。ですが、自分の町に誇りをもって 町に対して自分なりの貢献をしています。だからこそ、皆が自分の町のことを好きだ、と思えるのだと思います。
今、生ごみを分別してバイオガス燃料に変換する取組もその一つです。
「森・里・海・ひと いのちめぐるまち」の実現に向けて、全員が主体者となって取り組んでいる町であれたら最高だな、と思います。
仕事について
地元の主要な産業は何でしょうか。
水産業です。リアス式の海岸と町境が山で囲まれ降り注ぐ雨が森・里を通じて志津川湾に注がれる特殊な地形があいまって各種養殖業に最適な環境となっています。
その他移住の受け皿となる仕事の業種は水産加工業、農業法人に加え、ホテル/民宿等の宿泊業・観光業等のサービス業が主です。
「地域おこし協力隊の募集」も適宜しています!
当町の地域おこし協力隊は、町内で活動実績のある事業者・団体が直接雇用します。安定した就労環境の中で、起業・事業継承に向けたノウハウを学びながら、住民活動に協力し、地域活性化活動にいち早く取り組むことができます。
興味をお持ちの方は、ぜひ、お問い合わせください!
住居について
移住の受け皿となる物件について
民間賃貸や町で管理している空き家バンクなどの制度もありますが、それほど数が多くなく、移住されたほとんどの方が入居されているのが、公営住宅です。
公営住宅には集合タイプと戸建てタイプがあり、お一人様からご家族の方まで幅広い方が利用されています。
南三陸町の家賃相場を教えてください
公営住宅の場合:一人暮らし物件は、1.5万~3万。世帯向けの物件は、2.5~6万が相場です。
※なお、公営住宅の家賃は収入などにより金額が変わります。また、入居には一定の要件があります。詳しくはお気軽にお問合せください。
民間賃貸の場合:一人暮らし物件は、5万~6万、世帯向けの物件は、7万~が相場です。
どの地域が移住先として、人気がありますか?
町の中心地である志津川地区に移住される方が多い傾向です。
南三陸町の移住政策・コミュニティーについて
移住者は受け入れのサポートについて
我々(移住・定住支援センター)主催でも、定期的に交流会を開催しています。
「移住者をサポートしたい」という想いをもった先輩移住者も多くいます。
皆さんがスムーズに地域に入っていけるよう、ご縁繋ぎやご紹介もしています。
南三陸町に住む人はどんな人が多いでしょうか
一言でいうと変態ですかね(笑)といってもいい意味でですよ。
熱い方、好きなことを楽しむ方、新しいことにチャレンジする方…!
そんな個性的でマニアックな趣味を持っていらっしゃる方がいます。南三陸に来たら会って欲しい方が沢山います。
これまで移住された方の事例を教えてください。
「震災ボランティア」をきっかけに、南三陸の人に魅力を感じて移住した方が多かったですが、最近は 南三陸のSDGs的な取組に惹かれる方、林業に惹かれる方、観光業を仕事にしたい方、など仕事的な観点も増えてきている印象です。
例えば…
- 地元の方から古民家を譲り受けて自分で改修して宿を開業した方
- 首都圏の農業学校に通っていた方が、南三陸の農協に就職。
得意だったアルティメットというスポーツのチームを町内につくって、大会を主催するようになった方 - 飲食店で働いていた経験を活かして、自分の店舗を持ち町の皆が語り合える場を提供している方
地域の方との信頼関係が強固な方ほど、イキイキ暮らしている気がします。
南三陸町移住・定住支援センターが移住のサポートしています。
オンライン相談も受け付けております。お気軽に相談してください!
移住者が頼れるコミュニティはありますか?
地元の有志が集まった「かもめの会」というものがあります。
そこには、移住者だけでなく地元の方が月1回程度集まって、1つのテーマについて語り合う場です。とても頼りになる方ばかりなので、是非参加してほしい会です。
その他にも、町についての勉強会等が色んな所で行われています。
みなさんとてもオープンなので、一度顔を出したら、すぐに馴染めると思います。
子育て支援においてどんな取り組みをされていますか?
子育て支援センターでは保育士が常駐しており、積極的に子供や保護者に関わってくれるので、子育ての悩みや子供の成長を一緒に喜んでくれます。支援制度では、満18歳までに受けた保険診療の自己負担分を助成しています。
ライフスタイル
南三陸町は休日どんな過ごし方ができるのでしょうか
自分の「好き」な時間を過ごされてる方が多いですね。
キャンプやダイビング・山登りなど基本的なアウトドアはもちろん、神話巡り・化石発掘などマニアックなものから読書や散歩などそれぞれの「好き」を楽しんでらっしゃる方が多いです。
▶化石発掘体験(南三陸海しょくにん)
アンモナイトや魚竜など、南三陸町は貴重な化石の宝庫!南三陸町歌津地区は、約2億4,000万~2億5,000万年前の三畳紀の海に生息していた世界最古級の「魚竜」の化石が発見され、天然記念物に指定された地域です。またアンモナイトやここにしかない化石が多数発掘される場所でもあります。
オススメの南三陸町の過ごし方教えてください!
私のオススメは散歩ですね。
いつもは車で通りすぎるだけの道も歩いてみると違う景色が見えたり、思わぬ発見があったり。
また、通りすがりのおばあちゃんが声をかけてくださったり、畑で取れたお野菜をくださるなんてことも。
おかげさまで、足腰が丈夫ですよ(笑)
移住促進を進めていく上での現状の課題点を教えてください。
課題は「何もない」ところですかね。
震災から10年経ちましたが、ある程度のライフラインはできても必要最低限でしかないので、都心のようにおしゃれなカフェや映えスポットがあるわけではありません。
ですが「何もない」からこそ何かできるのではないか、と思っています。
外部団体や企業との連携を積極的進めることはありますか?
南三陸町だけでなく、三陸沿岸地域の移住団体とは「三陸情熱界隈」というチームを組んで協働しています。
移住者は、もちろん各地域で増やしたいですが まずは「三陸」界隈が元気であることを協力して発信していこう、というチームです。
▶『三陸情熱界隈』公式サイト
https://www.sanriku-j.com/
最後に
移住は、皆さんが幸せな人生を送るための一つの手段です。(我々が行っていることと矛盾があるかもしれませんが、笑)移住にこだわる必要はないと思っています。
移住したからといって、一生そこで暮らさなければならないわけでもないとも考えています。
あまり考えすぎず、一度ざっくばらんにお話ししませんか?自然豊かな南三陸町に遊びにきていただけたらとても嬉しいです!
╲移住・地域おこし協力隊╱
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☎ 0120-112-747