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羽咋市で体験できる“暮らし方”と“働き方”|羽咋市コラムvol.2

石川県 羽咋市
羽咋市 自然体験

石川県能登半島の西部に位置する海と山に囲まれ、食、自然に溢れた街。
文化面では、行政指定(国、県、市)の文化財は100件を超え、伝統文化から自然あふれる公園に催事、
そしてちょっと変わった文化物まで多様なスポットで楽しめるのが羽咋市です。

羽咋の魅力を「羽咋市市役所 企画財政課 羽咋創生推進係」の
見附さん、三星さん、広島さんに伺いました。

羽咋市のコラムvol.1「“日本で唯一”が溢れる、羽咋市を知ってほしい!」は、こちら。

挨拶ができる子供たち。地域で子供を育てる風土の根付く街

岡本(なびと)

三星さん、広島さんは生粋の羽咋育ちかと思いますが、子供のころ羽咋という地域で過ごしてきて良かったことはありますか?

三星

羽咋に限った話ではないかもしれませんが、挨拶する子供が多いです!地域みんな顔見知りみたいな感じで、子供が学校から帰ってくれば「おかえり」とか「こんにちは」とか、地域みんなで子供を育てていこうっていう雰囲気が都会に比べるとあるかもしれないです。

広島

近所の方から野菜を貰ったり、道端で会ったらお話しをしたりと人と人のつながりは都会に比べるとあるかもしれないです。
さらに、地区ごとのイベントだったりお祭りで集まったり、子供同士のつながりはもちろん、お父さんお母さんの集いもあるので、親御さんの悩みの相談ができる環境もあると思います。

三星

子供会のイベントとして、バレー大会や卓球大会があります。また、地域の特色あるイベントとしては、「唐戸山」という重要無形文化財に認定されている相撲場があるんですが、そこで小学生の相撲大会が行われています。こういった取り組みとかは近隣の自治体ではやってないと思います。
※日本最古と伝えられている野外の相撲場。一説には、唐戸山の土を掘ってミコトの御陵を作ったからすり鉢状となったともいわれている。

岡本(なびと)

そういった市民が交流できる場所は重要ですよね。私は神戸に移住してきたのですが、近隣住民との交流がなくて、お隣さんと仲良くなるのも時間がかかりました。そういうコミュニティがあると安心できますよね。

重要無形文化財に認定されている相撲場「唐戸山」で実施している、小学生の相撲大会

利便性に富んだ、家族みんなが住みやすい。コンパクトシティ

見附

羽咋市は「コンパクトシティ」というフレーズが似合う利便性に富んだまちだと思います。山間部の神子原地区から海岸沿いの千里浜地区まででも、車があれば、20分程度で行くことができます。
羽咋市を縦断、横断するとしても、いずれも大体20分ほどあれば行くことができます。

岡本(なびと)

車で20分の範囲に、山も海もある街なんですね。

見附

はい。中心市街地には、病院、市役所、図書館、コンビニ、スーパーなどの主要な施設が集まっていて、とても暮らしやすいですよ。
市内で手に入らないものがあったとしても、車を使えば金沢市へも40分ほどで行けるので、すごく住みやすい田舎といえると思います。
金沢も良いけど、もう少し田舎に住みたいという方にとって理想的な環境だと思います。

働き方も充実、羽咋市

見附

つい3~4年前までは、自然栽培を中心とする就農を希望して、本市へ移住する方々が多かったのですが、最近は、移住者ニーズの変化を感じていて、移住希望者の考え方に沿った対応が必要になると考えています。
例えば、空き家を活用したいと考える移住者が増えているので、もっと良質な空き家を用意しなければならないと思いますし、テレワークの浸透などにより、ワーケーションやサテライトオフィスの整備なども必要だと思います。

岡本(なびと)

皆さんがおすすめしたいお仕事、知ってほしいお仕事ってありますか?

見附

本市は製造業が盛んなので、製造業関連のシェアは大きいですね。例えば、本市の寺家工業団地では、製造業の企業が集まっていて、工場の増設に併せて広く求人募集を行ったりするケースが見られます。

女性が多く働いているような企業もありますし。また、個人で起業するために本市へ移住する方もいます。移住後に企業で働くという方より、本市に来て、自分自身で起業し、新しい道を切り開きたいという人の方が多い気がします。ですので、本市の創業支援制度についても、もっとPRを強化できればと考えています。

岡本(なびと)

金沢まで40分という話がありましたが、ベッドタウンとして移住される方もいらっしゃいますか?

見附

ええ、いますね。そこで、そういった人たちを対象に、交通助成や家賃助成をするなどのサポートもしています。おっしゃるとおり、本市は、金沢市まで車で40分で行けるので、暮らしの拠点と働く拠点を別に考えていただくことができるのも大きな強みであると考えています。

岡本(なびと)

お休みの日に自然を満喫したり、充実した生活が送れるイメージが湧きました。それにコンパクトシティだったり、地域の方々が繋がれる場所もあったり、都市部への通勤可能で、ベッドタウン的な要素が強いのかもしれないですね。

見附

これまでの繰り返しになってしまうようなPRで申し訳ありませんが、羽咋は、海あり山ありの自然環境豊かな田舎です。
本市の地の利を十分に生かしていただき、住むのは羽咋、仕事は金沢市や七尾市といったライフスタイルを提供できるのは、大きな魅力だと思っています。
そして、今後は新時代における新たな人の流れの創出を図るため、本市でテレワークできる環境等を整え、大都市の企業の社員の方々などが、本市の恵まれた自然を堪能していただきながら、仕事ができるというライフスタイルも提供できればと考えています。

至れり尽くせりの移住体験

岡本(なびと)

羽咋市では移住者向けの取り組みとして、力を入れていることはありますか?

三星

最近だとオンラインの移住相談を受け付けています。また、羽咋市の生活を体験しもらうため、最大5日間無料で利用可能な移住体験住宅を開設しております。
インターネットでみるだけじゃなく、羽咋市に実際に来て、実際に肌に触れて、過ごしてもらわないと羽咋の魅力は伝わらないと思います。オンライン相談会は個別で行っているので、希望者のニーズに沿った相談会を行っています。家族で移住を希望されている方には教育のこと、暮らしの情報を中心にお話ししたりご相談内容はほんとに様々ありますね。

岡本(なびと)

移住体験は、どんなことをされていますか?

三星

農業体験プログラムっていうのがありまして、農業に興味のある方に向けて、1日500円で農作業を体験してもらうようなプログラムがあります。農業に興味のある方は移住体験住宅を利用してもらいながら、農業も体験してもらうこともできます。

岡本(なびと)

ということは500円あれば無料で泊まれて、農業体験をして帰ってこれるということですか?

広島

そうですね。車がなくても自転車の貸し出しも行っているので、それを使ってもらって市内を回ることも可能です。ただ、観光目当てで住宅の貸し出しなどはしていないので、移住を希望している方が対象になります。

三星

羽咋のことをせっかく知ってもらったのに、仕事、住まい、農地などを紹介できないとなったときに、羽咋への移住を断念する方がいるのでそれをなくせるようにサポートして、要望、希望が叶う街にできれば嬉しいです。移住相談を受けていてもハローワークを紹介して終わっちゃうことがあるんです。他にも農業体験をしていただいたけど、すぐに農地の提供ができなかったりすることもあります。その人がせっかく意思を持って羽咋を選んでくださっているのであれば、できるだけ移住希望者の要望に沿った暮らしができるようにサポートできるようにしていきたいです。

変化するまち羽咋

見附

羽咋市は人口減少が著しく、このままだと2060年に9000人程度になると予測されていますが、それを1万3000人程に維持するという目標を掲げています。非常に厳しい数値だと思っていますが、目標は大きく考えています。
一方で、人口減少に歯どめがかかっていない現状を踏まえると、いかに人口減少に適応したまちづくりを行っていくか、ということが大切だと思います。特に、人口減少に適応したまちづくりを実現するのに欠かせないのが、地域の方々が手を取り合い協力していこうという意識の醸成や仕組みを構築していくことだと考えています。

岡本(なびと)

そうですね。

見附

また、本市としては、今後、JR羽咋駅周辺と千里浜インターチェンジ周辺の2つの玄関口を計画的に整備することで、訪れた人々に好感を持ってもらえるまちづくりに取り組んでいく予定です。

その中で、関係人口や交流人口拡大に関わる重点施策にも最大限注力し、新しいひとの流れの創出を図るのに相乗的な効果を生んでいきたいと思います。そして、市内各地域において、市民と行政の協働のまちづくりを充実させることで、その地域に適したまちづくりも併せて行っていく。

岡本(なびと)

まちづくりですか。

見附

はい。本市では、こういったビジョンを実現するための土台はすでにできていると感じています。コンパクトシティもそうですが、目指すべき道ははっきりしていると思うんです。

コロナ禍という予期せぬ事態もあり、自治体運営が非常に難しい中にありますが、こういった明確なビジョンの下、持続可能な活力ある自治体となることを目指していければと思います。

EDITORIAL NOTE

岡本好市

都市部への人口流出に歯止めが効かないことを前提として、移住希望者に如何にして注目してもらえるか、移住を検討されている方に如何にして好感を持ってもらえるかというのがこれからは本当に大事になりますよね。

まずはこの特集ページから羽咋市の魅力を知っていただき、実際にご自身で見に行ってみるのが、一番だと思います!移住体験ツアーでは宿泊施設が5日間無料で使え、就農体験が500円で可能なのであれば難しく考えず体験できるのは希望者としても嬉しいですね。羽咋市へお問い合わせいただければインタビューにお答えていただいた3名からごお話しをお伺いいたします。
皆さんも羽咋の唯一、有数のスポットを探しにでかけてみてください。

CITY DATA

自治体情報

庁舎石川県羽咋市旭町ア200番地
WEBhttps://www.city.hakui.lg.jp/
人口約20,000人(2020年12月時点)

╲移住・地域おこし協力隊╱


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 0120-112-747

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