“日本で唯一”が溢れる、羽咋市を知ってほしい！｜羽咋市コラムvol.1

羽咋市の魅力を教えていただけますか？

私が思う羽咋の魅力は、豊かな自然環境や恵まれた地域資源が溢れているところですね。例えば、羽咋市では日本で唯一、車で砂浜を走ることができる「千里浜なぎさドライブウェイ」があります。

地元の方々は「千里浜なぎさドライブウェイ」には、よく行かれるのですか？

よく行くと思います。地元の人だけに限りませんが、例えば、海水浴を楽しんだり海や夕日を眺めて写真を撮ったりする方もいらっしゃいます。

また、千里浜周辺には、温泉やキャンプ場もあるので、海に寄ってちょっと過ごしてから、目的地まで向かうという方もいらっしゃいます。

休日など特別な日だけではなく、日常の中で普通の道路のような感覚で浜辺を通られる方もおられるんですね。

他には学生の頃は、千里浜を走るマラソン大会という行事もありました。

砂浜でマラソン大会をやるのは珍しいですよね。羽咋市の皆さんは足腰の強い方が多いんですか？笑

さすがに足腰が強くなったりはないですね笑

私は羽咋市出身ではないので、また違った視点からお話しさせていただきます。「千里浜なぎさドライブウェイ」は、私も本当にいいところだと思っています。
海の目の前に車を停められることも大きな魅力だと思います。トランクに腰かけて魚釣りをしている方々もいたりして、初めて見たときは衝撃的でした。

私も以前プライベートで千里浜へ行ったことがありますが、思っていた以上に長く浜が続いていて、ゆっくり車で走れることに感動しました。それに、車をどこにでも停められるので、子供はすぐに降りて大はしゃぎで遊んでしました。（笑）
アウトドアが好きな方には、一度は行ってほしいです。

その他にも、地元の方がおすすめする羽咋市の魅力はありますか？

美しい景観を見ることが出来る神子原地区の棚田があります。棚田の景色がすごく綺麗なんです。そこでおいしい神子原米も育てられております。

神子原米と言えば、以前ローマ法王へ献上されたことで話題になりましたよね？様々なメディアに取り上げられているのを見たことがあります。神子原米は、今でも人気があるのですか？
※注釈：ローマ法王へ献上したお米の生産地

すごく人気ですね。販売されると、すぐに売り切れてしまうレベルです。

やっぱりそうなんですね。
羽咋の農産物といえば神子原米というくらいに有名だと思います。他にも自然栽培の普及に取り組んでいたり、羽咋は農業がかなり浸透しているイメージがあります。

これまで、市の地方創生を進めるにあたり、特に、自然栽培など独自性のある取り組みを重点的に推進してきました。
今後は、これまで築いてきた、こういったオリジナリティーのある取り組みを磨き上げるとともに、新時代に対応したまちづくりを行っていくことも必要であると感じています。

なるほど、時代のニーズに沿った取り組みが求められるということでしょうか。

神子原農産物直売所「神子の里（みこのさと）」という農産物直売所があるのですが、地元の農家さんが、野菜や果物を売ったり買いに来たりと、地域の重要な拠点施設となっており、地元の方はもちろん、県外からもふらっと立ち寄る方もいらっしゃいますよ。

神子原地区をはじめ、羽咋市は世界農業遺産にも登録された能登の里山里海が広がっていて、景観が素晴らしいです。また、重要文化財建造物は金沢市に次いで多いんです。
※羽咋市の文化財一覧

「神音カフェ」っていう古民家カフェがあるんですが、僕はそこがおすすめです。神子原地区の更に山間部にあるんですが、自然に囲まれていて雰囲気がすごくいいんです。
自家焙煎されたコーヒーとか、自家栽培された野菜で作られた料理をだしてたり、地元でとれた季節の野菜を使用したカレーなどを提供されていらっしゃいます。地元の方も多くいらっしゃっるんですが、移住を検討されてる方が来るって話は聞いたことあります。

素敵な場所ですね。オーナーの方は、羽咋市出身の方なのですか？

オーナーの武藤さんは「神子の里」の代表の方なんですが、もともとは移住者なんですよ。武藤さんは本当に素敵な方で、移住者からの相談などにも親切、丁寧に応じてくれます。
羽咋市にとっては、移住者として地域に溶け込んだパイオニア的存在だと感じています。ちなみに、本市の有名スポットについてですが、先ほど、本市は重要文化財建造物が多いという話があったと思います。

そのこととも関連しますが、「気多大社」という神社も縁結びの御利益を受けることができるスポットとして、知名度が高く、観光等でも人気があります。また、本市の滝谷町にある「妙成寺」には、国重要文化財が10棟もあるんです。妙成寺から見渡すことができる、滝谷町のまち並みもとても美しく、一見の価値有だと思いますよ。

それは、ぜひ、行ってみたいです！

他にも、以前テレビ取材があったところになるんですが、JR羽咋駅前に某漫画の擬音に似た石碑があり、そこは写真スポットとして人気のあるところになっています。

あまり知られていないんですが、羽咋市は学力が高い地域なんです。まず石川県自体が全国でトップ3に入るようなところです。
羽咋市はその中でもトップクラスの学力を誇ってまして、市内にある小中学校は公立なんですが、どこもレベルは高いです。
※全国学力テスト正答率ランキング

ということは、羽咋市の学力は日本のトップクラスなんですね。
なにか特別な取り組みをされているのですか？

特に、英語教育には重点的に取り組んでいると思います。
児童が英語に触れる機会を増やすため、例えば、校長室は「principal’s room」って英語で記載しています。通常の授業でも英語で号令を掛けたりするほか、卒業式の合唱や運動会のスタートの合図でも、英語を取り入れたりするなどの先進的な教育を行っています。
そのため、全国から本市へ教育に関する視察があったりするんですよ。

授業だけではなく、学校生活の様々な場面に英語が散りばめられているんですね。子供たちが自然に英語へ触れることができるのは、魅力的です。

また、郷土意識を育むため、本市の邑知地区では「邑知検定」と題した地元の知識に関する検定なども実施しています。
こういった郷土教育がきっかけとなり、勉学・就職のために市外、県外へ転出した方が、ゆくゆくはふるさと羽咋で、学んできたことを活かしてくれるようになってもらえれば、本当にうれしいですね。

帰郷してもらうためにも、子供の頃から郷土意識を育んでおくことは重要だと感じます。