INTERVIEW移住者インタビュー

地方公務員から地域おこし協力隊へ|耕作放棄地を活用した農作業支援や、特産品開発支援を実施!

40歳を機に「文化芸術×地方創生」に挑戦すると決意!

地域おこし協力隊
<お名前・顔写真非公開>
  • 移住前に住んでいた地域
    神奈川県川崎市
  • 地域おこし協力隊で活動した地域
    京都府綴喜郡井手町
  • 活動時期
    2022年4月〜2023年3月まで
  • 活動時の年齢
    40代
  • 活動前の仕事
    地方公務員

私は、東京都の大田区役所で公務員として勤務していましたが、40歳を迎えることを機に、2022年3月京都府綴喜郡井手町へ移住し、2023年3月まで井手町地域おこし協力隊として活動しました。

現在は、井手町に居住し、「文化芸術×地方創生」をテーマに、隣町である京都府木津川市の当尾地区を拠点に、アートなどの制作活動を通じて、アーティストとして「創造」の普及に取り組んでおります。

地域おこし協力隊に応募したきっかけ

地方へ移住して、自分が知らない環境の中で、自分の目標とする活動を進めていくのに際し、地域住民との交流や人脈作りが何よりも大切であると感じていました。

地域おこし協力隊という制度を活用することで、地域とのネットワークを構築していくことが出来ると考えたため、応募しました。

地域活動「京都府綴喜郡井手町」を選んだ理由

地域おこし協力隊

井手町をはじめとする京都南部は、奈良時代の歴史にゆかりある名所が多いです。
私は、特に万葉集の和歌が好きであり、万葉集の撰者とされる「橘諸兄」が築いた別荘地であった井手町に魅力を感じて、井手町への移住を決めました。

一方、井手町は京都南部の周辺地域の中でも、特に目立った特産品や観光地としてのアピールポイントが無く、年々人口も流出し、現時点では食品スーパーが一軒もありません。町内における勤務先も限られており、生活環境としては厳しい課題があると感じています。

私のように、関東圏からの移住者が少ないため、町外から見える意見などを率直に伝えていくことが期待されていたと思います。

地域おこし協力隊での「具体的な活動内容」

地域おこし協力隊

私の担当した業務は、耕作放棄地を活用した農作業支援や、特産品開発支援業務などです。耕作放棄地における農作業は、4月〜9月までは夏野菜の植え付けから収穫作業、農地の除草作業などが主な内容となります。

10月〜1月までは、冬野菜の植え付け、収穫作業となります。
特産品開発支援業務は、2023年8月より新たな地域交流拠点施設が建設されることもあったため、2022年度に特産品開発に関するワークショップを4回開催し、住民の方々との意見交換を図り、特産品開発の支援に携わりました。

実際に移住してみた印象を教えてください

井手町に移住した印象としては、程よく自然があり、JR奈良線など交通アクセスも良いため、都市部からの移住には適している町だと感じました。

井手町は、京都と奈良の中間に位置しており、JR奈良線を利用すると、京都、奈良方面や大阪方面にも通勤が可能です。山奥の過疎地のような、交通の不便さはありません。

また、コミュニティに縛られることも無く、一人で移住しても生活は出来る環境と言えます。一方、町内においては、食品スーパーが無く、勤務先も少ないため、基本的に町外へのアクセスが生活をしていくためのポイントとなることが難点です。

今後の目標・展望を教えてください

現在は、アーティストとして京都南部を拠点に活動していますが、活動範囲を関西圏やそのた地域にも拡大し、井手町という小さな町から「創造」の普及を広めていくことが目標です。

そのため、周辺地域における人脈作りをはじめ、さまざまな人達との交流を深めていきたいと思っています。

地域おこし協力隊を検討している方へ

地域おこし協力隊という制度は、あくまでも移住をするための手段の一つです。
大切なことは、一人の人間として今後の人生をどのように生きたいか?自分の軸をしっかりと持つことが必要です。移住した町で、自分の満足するサポートが受けられる保証は無く、移住者と受け入れ側のミスマッチも多いと思っています。地域おこし協力隊という制度に依存せず、自分の将来ビジョンのために、いろいろな手段や制度を活用するという思考が大切だと思います。

地域おこし協力隊は、良いイメージを持たれている方は多いと思いますが、実際には受け入れ側の人件費削減のために制度を運用している自治体も多いです。何に対しても程よく利用される人材と思っていた方が良いかもしれません。

あくまでも地域おこし協力隊という制度は、移住者が定住していくためのベーシックインカム的な位置付けという認識を持っておくと良いかもしれません。

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