地域おこし協力隊に興味がある方に向けて、地域おこし協力隊での成功事例を7地域ご紹介しています。地域おこし協力隊で起こりやすいトラブルや、今後の課題についても徹底解説しています!
今回は、地域おこし協力隊の活動や魅力、成功事例を中心に紹介していきます。
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地域おこし協力隊の魅力や活動内容とは?
では、地域おこし協力隊の活動内容やその魅力は一体どのようなものなのでしょうか?
ここでは、地域おこし協力隊の魅力や活動内容について紹介していきます。
地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊は、地域振興や地域づくりの活動をすることを目的に、人口の減少や高齢化が激しいなどの課題を抱えた地域に移住し、地域自治体と協力しながら既定の収入を得つながら活動できる制度です。
地域を活性化するためのイベントやPR、地域の特産物の開発や販売などの支援を行う活動が多く、
地域の魅力を知る機会や地域住民の方々と関わる機会も多い活動内容のため、任期終了後に定住する方も少なくありません。
なお、日本全国のさまざまな地域で展開されており、それぞれ活動内容・目的は異なります。
地域おこし協力隊の活動内容
地域おこし協力隊の活動内容は、移住先の自治体によってさまざまですが、「地域おこし協力隊」の名の通り、移住先の自治体や地域が抱えている現状の課題を洗い出し、その課題解決や地域貢献のための活動を行います。
主な活動項目
- 地域社会の発展や地域資源の活用の支援
- 地域の課題を解決するための活動
- 地域振興プランの策定や実施
- 観光資源の開発
- 地域の農業や産業の支援
- 地域に必要なプロジェクトや業務
- 地域の魅力発見と発信(PR活動)
- 地域に人を呼び込むための広報活動
- SNSなどを活用して地域の魅力を発信
- 移住先の地域で起業をしたりお店を立ち上げる
など、様々です。
地域の発展のための活動であれば、自治体の協力を得ることができるので、活動の幅も広がりやすくなります。
地域おこし協力隊の魅力
数多くある「地域おこし協力隊の魅力」について、いくつかご紹介します。
下記のような経験は、任期終了後にも様々な場面で活かすことができる貴重な経験になることでしょう。
- 地域の自然環境や文化、歴史などに触れながら生活することができること
- 都心部では体験することができない地域住民との交流を通じて、地域社会に貢献できること
- 自分のスキル・経験を活かした業務に取り組むことができる
(例|ITスキル・WEB・SNS・動画・コミュニケーション・新規事業・営業…など) - 今まで、興味があったけれど、挑戦できなかったことを始めることができる
(例|農業・ガーデニング・イベント運営・広報活動…など)
地域おこし協力隊に応募する方の多くが、「地域に貢献したい」「地方で自分の夢をかなえたい」と熱い想いを持っています。
地域おこし協力隊を受け入れる自治体は、自分たちだけでは難しかったことでも、様々なスキル・経験を持つ地域おこし協力隊の方々と一緒に、町おこしを行うことで、解決への道筋が立てられたりします。
事業の収益化ができたり、地域ごとに抱えている課題解決案が出るなどが、期待できます。
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地域おこし協力隊の成功事例を「7地域」ご紹介
ここからは、実際に地域おこし協力隊の成功事例として、地域と活動内容をを紹介していきます。
地域おこし協力隊を目指したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
地域おこし協力隊の成功事例①岡山県真庭市
2つ目の地域おこし協力隊の成功事例は、岡山県真庭市です。
岡山県真庭市は、平成25年から地域おこし協力隊の活用をスタートしており、隊員の個々のスキルや専門知識を活かしながら、地域おこし協力隊同士の協力や地域住民との連携により、さまざまなプロジェクトが展開されています。
真庭市は他地域と比べてみると、任期満了後の隊員の定住率が8〜9割と非常に高いです。
令和5年10月現在の真庭市の協力隊員は7名。
現役協力隊の活動内容は、地元の学生たちにダンスを教えたり、学生と一緒に清掃活動を行うなどのコミュニケーションを大切にした活動をはじめ、Youtubeやテレビ取材などの外部への露出、真庭市にある”ふるいち二川マンガ館”でのフェスの開催などが挙げられます。
これらの活動がより多くの住民に届くよう、協力隊員と真庭市交流定住センターが共同で地域おこし協力隊の活動誌「ピオネ PIONE」を作成し、定期的に発刊しています。
さらに、元隊員が立ち上げた新しい企業が複数存在し、地域おこし協力隊の理念である地域への定住者増加と地域振興に貢献する企業が立ち上がっています。
これらの結果をみると、真庭市は協力隊が活動を通じて十分に地域の魅力を感じることができ、任期終了後も愛着をもつことができた成功事例といえます。
地域おこし協力隊の成功事例②長崎県壱岐市
長崎県壱岐市での地域おこし協力隊の活動も、地域振興において非常に成功した事例です。
移住した地域おこし協力隊員は、キャリア30年の先輩海女さんから指導を受け、漁期である5〜9月にほぼ毎日海に潜り、海女さんとして活動しています。
移住前に海女さんとは無縁の生活を送っていた隊員が、移住後は地元の海女さんや漁師と協力し、海女さんとしての活動をしながら観光マップの作成や地域特産品を活用した商品開発など、地域振興のための具体的なプロジェクトに取り組んでいます。
海女さんの経験をしたことがない新鮮な視点と地域への愛着を持ちながら、地域の魅力を発信していたころ、ちょうど海女さんをテーマにしたテレビドラマ(「あまちゃん」2013年4月1日から放送 )が大ヒットし、メディアの取材を受ける機会が増え、地域の魅力を広く伝えるいい機会となりました。
地域おこし協力隊の成功事例③香川県善通寺市
香川県善通寺市では、地域おこし協力隊として派遣された2名の隊員が、地域おこし協力隊任期終了後に地域に定住したという事例があります。
30代の男性元隊員は、任期中に耕作放棄地の増加に歯止めをかけるために、農業法人で農業のノウハウを学び、任期終了後に独立してキウイの栽培事業を開始し、地域に大きく貢献しました。(2013年7月時点の情報です)
地域おこし協力隊が地域に貢献し、かつ自身のスキルと経験を活かして持続可能な事業を立ち上げる素晴らしい例です。地域振興に対する熱意と専門知識を結集し、地域社会の発展に貢献する好例と言えます。
地域おこし協力隊の成功事例④岡山県高梁市
高梁市の地域おこし協力隊の活動は、自然の豊かさを活かした活動をしています。
まず、高梁市に移住した地域おこし協力隊員は、人手不足により放置されていた里山の資源を活かすことに焦点を当て、その資源を生かした「銀杏だれ」を商品化して高梁市の地域振興に貢献しました。
任期終了後、定住を選択する元隊員の中は、農業の担い手としてコンニャク栽培を始め、コンニャクを主要な素材としたカフェを経営するなど、地域で新たな事業を展開しています。
また、隊員任期中に企画・実行していた「竹伐りイベント」などのイベントも地域に定着しています。
高梁市は、自然の資源を活かし、地域社会との協力を重視し、元隊員の定住などさまざまな成功を収めています。
特に、隊員の定住と新たな事業展開により、地域に貢献し続けている点が素晴らしい点でしょう。
地域おこし協力隊の成功事例⑤新潟県十日町市
新潟県十日町市の地域おこし協力隊の事例は15名の地域おこし協力隊員のうち、9名が任期終了後に定住しました。(2013年7月時点の情報)
特に、30代の男性元隊員は、隊員期間中に農産物直販、体験交流事業、移住促進など幅広い活動に取り組み、任期終了後に地元の民間非営利団体(NPO)法人の事務局長に就任しました。任期終了後も活動を継続し、地域の活性化に尽力しています。
ほかの元隊員も、移住促進事業やエコツーリズムの開催など、さらに幅広い活動に取り組んでいます。
新潟県十日町市の事例もまた、地域おこし協力隊が地域に定住し、地域振興に長期的かつ持続的に貢献した素晴らしい例のひとつです。
地域おこし協力隊の成功事例⑥北海道喜茂別町
北海道喜茂別町の地域おこし協力隊の事例は、特産物の販売やPRに成功した素晴らしい成功事例です。
北海道喜茂別町では、多くの家庭が自家用の蕎麦を作っており、地域おこし協力隊員がそれらの蕎麦を買い取る仕組みが形成されました。これにより、多くの地元住民が蕎麦生産に関与し、地域全体で連帯感を高める仕組みが築かれました。
40代の女性隊員は、地域おこし協力隊としての活動を通じて農産加工品の製造販売に携わり、任期終了後には、蕎麦を活用した商品を製造する会社を設立し、町のPRに貢献しています。8名の地域おこし協力隊員のうち、6名が任期満了後に地域に定住しました。
この事例は、地域資源である蕎麦を活用して地域全体での連帯感を高める仕組みを構築し、地域の特産品を通じて地域への貢献を実現した良い例と言えます。
地域おこし協力隊の成功事例⑦福島県西会津町
福島県西会津町は、地域の独自の特徴である西会津国際芸術村を活かして、新たな地域おこし協力隊を募集するために工夫を凝らした成功事例です。
西会津町の特徴である「西会津国際芸術村」を全面的に活用し、協力隊のミッションに関連する芸術力(クリエイティブ力)を訴求しました。
地域おこし協力隊の募集ページやプロモーション資料のデザインにも工夫を凝らしており、芸術を感じられるデザイン要素を取り入れて魅力的な情報を提供しており、デザインの美しさや芸術的要素は、新たな志願者の興味を引く結果となっています。
これらの工夫により、西会津町は地域おこし協力隊の募集を成功させ、地域の特性とミッションに適した志願者を呼び込んでいます。
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地域おこし協力隊の「課題」や「トラブル対策」
隊員にとっても自治体にとっても魅力の多い地域おこし協力隊の活動ですが、中には課題やトラブルも存在します。
自治体と地域おこし協力隊との間で起きてしまうトラブルとしては、地域の方針や計画に対して住民と意見が対立してしまうなどが挙げられます。
地域おこし協力隊が地域に移住する際、地域の文化や方言などの違いに適応することが難しい場合があります。それが原因で、地域住民と文化的な誤解やコミュニケーションの障壁が生じてしまい、トラブルに発展しやすくなることもあります。
また、地域おこし協力隊のプロジェクトには予算や資源が限られていることがあります。
予算不足によって計画したプロジェクトの実行が難しくなってしまったり、活動に必要な地域の資源や観光資源が限られている場合、多くの協力隊員が同じ資源に依存することになります。
それが原因で地域おこし協力隊同士の競争が起きてしまったり、地域資源の過剰利用が問題となってしまうこともあります。
地域おこし協力隊だけに限らず、様々なトラブル発生は「あるもの」として、準備をしておくことが重要です。
過去の事例などを事前に確認し、トラブル回避のためのリスクヘッジ、コミュニケーション、事前確認などを徹底しておきますよう。
弊社から「地域おこし協力隊」に応募された方には、トラブル回避のためのレクチャーや、サポートなどもできる限り対応させていただいております。
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地域おこし協力隊に興味がある方へ
地域おこし協力隊は、地域振興と地域社会への貢献を通じて、多くの魅力を感じることができる活動です。
今回の成功事例でも取り上げた、地域活性化する重要なポイントのひとつに「話題作り」があります。地域の魅力や資源がたくさんあったとしても、それをどう発信するか、どう話題性を持たせるかは重要な課題です。地域おこし協力隊の活動は、地域の魅力を発信し、未来を切り拓く重要な役割を果たしており、その魅力と意義は大きいと言えるでしょう。
しかし、地域の「魅力発信」は、初めて取り組む場合には、その手法や取り組み方は、分からないことが多いものです。なびとがご紹介する地域おこしなら、起業や魅力発信のサポートを受けながら活動するとができます。
魅力発信だけでなく、起業に関するレクチャーや、チームビルディング、定期的な面談を受けながら、自分の理想とする活動につなげるサポートをうけることができます。地域おこし協力隊に挑戦したい方は、ぜひ、「なびと」をご利用ください。
「なびと」は、あなたが充実して暮らせる場所(地方・地域)に繋ぐ「架け橋」となるサービスです。
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地域おこし協力隊員になりたい方、挑戦したい方は、お気軽にお問い合わせください。なびとは、あなたのサポーターです!
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